「 2018年05月 」一覧

radikoのタイムフリーを保存する方法

先日、MacBookのOSをクリーンインストールした際、それまでradikoのタイムフリーの保存に使っていたradikoroの最新版がタイムフリーの保存機能を削除していたことに気づきました。

ループバック機能を使えば、再生しながら保存することは可能なのだがそれだと番組の放送時間と同じだけ時間がかかってしまいます。

他にいいソフトが無いか探してみたのですが、いまいちだったので結局自分でスクリプトを組ことにしました。

スクリプトを組むにあたって、radikoの保存手順を調べてみました。

環境

OS: Mac OS High Sierra
必要なソフト:swftools、ffmpeg (Homebrewより導入)

事前準備

myplayer-release.swfのダウンロード

認証のための事前準備としてswfファイルをダウンロードする

$ curl -O http://radiko.jp/apps/js/flash/myplayer-release.swf

swfファイルから画像ファイルを取り出す

認証にキーとなる画像ファイルをswfextractで取り出す

$ swfextract myplayer-release.swf -b 12 -o authkey.png
$ ls authkey.png
authkey.png

実行

認証1

認証1のURLにアクセスし、HTTPのレスポンスヘッダーから以下の3つの値を取得する

・X-Radiko-AuthToken
・X-Radiko-KeyLength
・X-Radiko-KeyOffset

$ curl 'https://radiko.jp/v2/api/auth1_fms' \
> -XPOST \
> -H 'Content-Type: application/x-www-form-urlencoded' \
> -H 'Referer: http://radiko.jp/' \
> -H 'Pragma: no-cache' \
> -H 'Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_13_4) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/11.1 Safari/605.1.15' \
> -H 'X-Radiko-Device: pc' \
> -H 'X-Radiko-App-Version: 4.0.0' \
> -H 'X-Radiko-User: test-stream' \
> -H 'X-Radiko-App: pc_ts' \
> --data $'\r\n'
X-Radiko-AppType=pc
X-Radiko-AppType2=pc
X-Radiko-AuthToken=AJReLqXV-Oo4ymYpgRlhow
X-Radiko-AuthWait=0
X-Radiko-Delay=15
X-Radiko-KeyLength=16
X-Radiko-KeyOffset=121394

please send a part of key

事前準備でダウンロードしたキーとなる画像ファイルから、X-Radiko-KeyOffsetがオフセット、X-Radiko-KeyLengthが長さとなるデータを抽出する。

UNIXのddコマンドを使って抽出する。なお、抽出したデータはBase64で文字列に変換する。

$ dd if=authkey.png ibs=1 skip=121394 count=16 | base64
16+0 records in
0+1 records out
16 bytes transferred in 0.000669 secs (23916 bytes/sec)
kwMYHYGpTwcgn8OlMjBjyQ==

「kwMYHYGpTwcgn8OlMjBjyQ==」が認証2で使うParticalkeyとなる

認証2

認証2のURLに対して、AuthTokenとParticalkeyをPOSTする

curl 'https://radiko.jp/v2/api/auth2_fms' \
-XPOST \
-H 'Content-Type: application/x-www-form-urlencoded' \
-H 'Referer: http://radiko.jp/' \
-H 'Pragma: no-cache' \
-H 'Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_13_4) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/11.1 Safari/605.1.15' \
-H 'X-Radiko-Device: pc' \
-H 'X-Radiko-Authtoken: AJReLqXV-Oo4ymYpgRlhow' \
-H 'X-Radiko-App-Version: 4.0.0' \
-H 'X-Radiko-User: test-stream' \
-H 'X-Radiko-Partialkey: kwMYHYGpTwcgn8OlMjBjyQ==' \
-H 'X-Radiko-App: pc_ts'

JP13,東京都,tokyo Japan

応答として地域の情報が帰ってくると認証は成功。

音声の保存

プレイリスト取得用のURL(https://radiko.jp/v2/api/ts/playlist.m3u8)に対して、クエリとして放送局IDと開始、終了時間を指定してするとプレイリストを取得できます。

なお、lというクエリには15を指定するらしいのですが、意味は不明です。

放送局IDについてはググると出てくると思います。

これをffmpegの引数として渡すことで、音声の保存が可能。

ffmpeg \
> -content_type 'application/x-www-form-urlencoded' \
> -headers 'Referer: http://radiko.jp/' \
> -headers 'Pragma: no-cache' \
> -headers 'X-Radiko-AuthToken: AJReLqXV-Oo4ymYpgRlhow' \
-user_agent 'User-Agent: Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_13_4) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/11.1 Safari/605.1.15' \
> -i 'https://radiko.jp/v2/api/ts/playlist.m3u8?station_id=LFR&l=15&ft=20180518010000&to=20180518030000' \
> -vn -acodec copy -bsf aac_adtstoasc out.m4a

iTunes等で聴けるように、ffmpegのオプションでm4a形式で保存するようにしています。

まとめ

以上の手順によってradikoのタイムフリーを短時間で保存することが出来ます。

なお、最初にログイン処理を挟めばエリアフリーも対応可能です。

エリアフリーの場合はこちら。

radikoのエリアフリーを保存する方法
以前、radikoのタイムフリーを保存する方法を書きましたが、今回はエリアフリー対応版です。 基本的な手順は同じですが、異なるのは最初...

AtCoder BC097 D: Equals

問題

https://abc097.contest.atcoder.jp/tasks/arc097_b

解法

最初、貪欲に操作をシミュレートして解こうと思ったのですが、組み合わせが果てしなくあることに気づき早々に断念。

例題の解き方を眺めているうちに、各操作のグルーピングがポイントであることに気づきました。

例えば、例題2の場合、

3 2
3 2 1
1 2
2 3

(1,2)と(2,3)は2で繋がってます。このような場合、p1、p2、p3については何回か操作を繰り返すことで任意の並び順に変えることが出来ます。

(xi, yi)のグルーピングについては、Union Findのアルゴリズムを使うことで求められます。

グルーピングを行った後、piがiと同じグループに入っているればpi=iとすることが出来るので、その数を数えることで解けます。

実装

class Node
    attr_accessor :parent, :rank
  
    def initialize(n)
      @parent = n
      @rank = 0
    end
  end
  
class UnionFindTree
  def initialize(n)
    @nodes = (0..n).to_a.map { |i| Node.new(i) }
  end

  def find(x)
    return x if @nodes[x].parent == x

    return @nodes[x].parent = find(@nodes[x].parent)
  end

  def unite(a, b)
    a = find(a)
    b = find(b)
    return if a == b

    if @nodes[a].rank < @nodes[b].rank
      @nodes[a].parent = b
    else
      @nodes[b].parent = a
      @nodes[a].rank += 1 if @nodes[a].rank == @nodes[b].rank
    end
  end
 
  def same?(a, b)
    find(a) == find(b)
  end
  
  def parents
    @nodes.map(&:parent)
  end
end
  
n,m = gets.chomp.split.map(&:to_i)
p = gets.chomp.split.map(&:to_i)
tree = UnionFindTree.new(n)
m.times do
  x, y = gets.chomp.split.map(&:to_i)
  tree.unite(x,y)
end

ans = 0
for i in 1..n
    ans += 1 if tree.same?(i, p[i-1])
end
puts ans

Union Findの実装については、以下を参考にさせていただきました。

[Ruby] UnionFind木の実装

こういう定番のアルゴリズムって、事前に用意して置いた方が良いですね。


AtCoder BC097 C: K-th Substring

問題

https://abc097.contest.atcoder.jp/tasks/abc097_c

解法

最初に問題を見たときは、長さ5000以下の文字列の部分文字列なんていっぱいあるし、これ本当に300点?って思ったのですが、Kが5以下に抑えられているので、高々Kまでの長さの部分文字列を全て列挙してしまえば良いことに気づきました。

計算量としては、Kが5だったとしても、長さ1、2、3、4、5の部分文字列を求めるだけであり、各部分文字列を求める計算量はO(N)なので、十分間に合います。

実装

s = gets.chomp.split("")
k = gets.chomp.to_i

a = []
1.upto(k) do |i|
  s.each_cons(i) {|ary| a << ary.join}
end

puts a.sort.uniq[k-1]

AtCoder BC097 B: Exponential

問題

https://abc097.contest.atcoder.jp/tasks/abc097_b

解法

bpがX以下になる組み合わせについて考えます。

これはbについては1〜X、pについては2〜Xの組み合わせが考えられ、これは2重ループのO(N2)で求めることが出来ます。

ただし、pについては計算結果がXを超えた時点で以降は打ち切ることが出来ます。

このようにして求めた冪乗のリストの内、X以下で最大のものを求めることで解けます。

実装

a = []
for i in 1..1000
    for j in 2..1000
        m = i ** j
        break if m > 1000
        a << m
    end
end
x = gets.chomp.to_i

b = a.sort.uniq.select{|v| v <= x}
puts b[-1]

AtCoder GC023 B: Find Symmetries

問題

https://agc023.contest.atcoder.jp/tasks/agc023_b

解法

まず、初期状態で「よい盤面」なものについて考える。

例えば、N=3の場合、以下のような盤面が「よい盤面」である。

a b c
b d e
c e f

これを右方向に1、下方向に1ずらすと

f c e
c a b
e b d

となり、これも「よい盤面」となる。さらに右方向に1、下方向に1ずらしても同じである。

つまり、「よい盤面」を横方向と縦方向に同じだけずらしたものは同様に「よい盤面」となる。

よって、整数A、Bの組み合わせのうち、Bを0に固定し、Aのみ0〜N-1に変えて「よい盤面」になる数を数えて、その結果をN倍すれば解となる。

計算量は「よい状態」かどうかのチェックにO(N2)かかるため、全体ではO(N3)となるが、Nは最大300なので一応間に合う。

実装

n = gets.chomp.to_i
s = []
n.times do
    s << gets.chomp
end

st = s.transpose

ans = 0
n.times do
    ans += 1 if s == st
    n.times {|i| st[i].rotate!}
    s.rotate!
end
ans *= n

puts ans